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日本での初ライディング:伊豆スカイライン

Guided motorcycle touring holiday in Europe contract motorcycle designer - First time to ride in Japan on the Izu Skyline1964年、英国ケント市生まれ。
ケンブリッジ~ロンドン間に位置するエセックス州の田舎で育つ(12世紀から続くマーケットで有名な中世の小さな街サフロン・ワルデン=Saffron Walden)。

バイクが欲しかったのは、技術に対する関心から。
16才になるや否やHonda SS50を購入し走り始める。

大学ではエンジニアリングを専攻し、ディプロマを取得。
その間、バイクのコレクションは次々と変化を遂げた。

SS50の次はHonda CB200:本当に大きなステップアップだった。
このバイクにエースバーと2in1エキゾーストを取付け、当然ペイントも施した:最初は当時愛読していたチョッパー雑誌の影響を受けたが、最終的にはそれよりずっと上品なメタリック・ダークブルーとなった。

その次のバイクは1962年モデルTriumph 3TA, Honda CB400T, Suzuki GT500, 1968 年モデルBSA D14/4 Bantamスポーツや、Hondaの 175 cc及び 200cc ツインモデルの数々だった。
そのうちの1台 (Honda)で、フランス、スイスへのツーリングを初体験した。
Guided motorcycle touring holiday in Europe contract motorcycle designer - ペイント作業には、あまり凝らない方が良い。
一時は自分でも、このモデルでチョッパーを作ってしまうんじゃないかと思ったくらいだ。
Guided motorcycle touring holiday in Europe contract motorcycle designer - オリジナルのブラックではない、非常に粗野な3TA:常に注意を払い、オイル交換の必要もあるが、ゆったりと走るには最高だ。
Guided motorcycle touring holiday in Europe contract motorcycle designer - トップスピードは時速80kmだが、まるで240kmのように感じられ、バイク最大の楽しみが得られる。
この希少なダンロップのアルミ製リムは、今では恐らく、このバイクの3倍の価値があるだろう。
残念ながら、大学授業料を支払う為に売ってしまったのだが。
Guided motorcycle touring holiday in Europe contract motorcycle designer - コベントリーで工業デザインの勉強を始める前は、Suzuki GS550M カタナ、Suzuki GSX1000SZ カタナ、750cc用モーゴ社製改造キット&ロッキード社製ディスクブレーキ付Rickman Bonnevilleに加え、750 Dresda、650ccプレユニット、そして自作の全アルミ製 T100の3台のTritonを所有していた。
Guided motorcycle touring holiday in Europe contract motorcycle designer - ハリス社製レーシング用エキゾースト付Black Katチューニングバイクだと、何マイル向こうからでもそのサウンドが聞こえたものだ。
1000cc カタナの希少な一台:量産レーシングバイク承認用に製造され、スライド・キャブレター付、1100ccバージョンと同出力にチューニングされたモデル。
Guided motorcycle touring holiday in Europe contract motorcycle designer - やや改造を施したRickman:オリジナルのクローム鋼パーツに替え自作のデュラル社製エンジンプレートを装着、トリトン同様にバッテリーはギヤボックス後方に配置し、エキゾーストは様々に変遷。
ここでは、2in1「シャム双生児型(Y型)」エキゾースト。
Guided motorcycle touring holiday in Europe contract motorcycle designer - 作成中のトリトン:組立ては楽しいが、路上ではやや遅い。
次のオーナーは750ccエンジンに替えたが、この500cc小型ツインのレブは高めで、より楽しめた。
Guided motorcycle touring holiday in Europe contract motorcycle designer - 学生時代は、1976年モデル Moto Guzzi Le mans Mk1に続き、Ducati Hailwood レプリカを購入(同ドゥカティは現在も所有)。
このドゥカティは、時に唯一の移動手段だった為、今でも最も愛着のあるバイク。
現在は、ここドイツで私達と「同居」している。
ドイツ移住は1992年、ホンダ欧州技術研究所のモーターサイクル・デザイナーとして、初めて「本当の仕事」に就いたのがきっかけだ。
ようやく趣味に費やすお金が増え、バイクをさらに数台購入:試し乗りと、以前売ってしまったバイクの全てを再び買い揃えるのが目的だった。
そのうち、現在まで持ち続ける価値があったのは、このドゥカティだけ。しかし一番後悔したのは、リックマンを売ってしまったこと:堅実なハンドリング、最高質のクラフトマンシップ、優れたルックスを持ち、さらに大変稀なモデルだからだ。
次に買ったのは、フューエルインジェクション搭載Kawasaki GPz1100 Unitrakだが、本当に欲しかったモデルではない。

Honda CB250RSシングルはどうかって?このモデルはHonda Hawkに買い換える必要があり、そのHawkは今でも持っている。

これらのバイクも、実は他の趣味と競合・共存させる必要があった - 特にマウンテンバイク:まず、鋳造マグネシウムフレームのKirk(日本ではARAYAマディフォックスとして知られている)。
その後は、カーボンファイバー製スイングアームを装備したキャノンデールSV1000 などだ。また、キャノンデールR700タイムトライアルバイクで、数々の地元のトライアスロンにも参戦していた。
Guided motorcycle touring holiday in Europe contract motorcycle designer - ところで、ドイツに住むなら、どのクルマに乗るべきだろう?私がこれまで楽しんだのは、ポルシェの以下3モデルだ:Porsche 924(1981年モデル)、911 SCカブリオレ(1983年)、そしてカレラ・カブリオレ(1988年)。
実は、ウエストフィールド・イレブンやロータス・エスプリを持つのが夢だったが、完璧に機能し、かつエキサイティングなクルマが欲しかったのだ。

中でも、911 SCカブリオレで走るのは最高だったが、社用車を使わない時はむしろバイクに乗りたかったので、ポルシェを手放すのは自然の成り行きだった。そうして、ポルシェ空冷モデルの中古価格が天井を打つ直前に、最後の一台を手放した。
ホンダでの19年間は、「飯のタネ」的モデルも含む数々のエキサイティングなプロジェクト に参画した。
欧州各地への出張はもちろん、日本も度々訪れ、時には米国やブラジルへの出張もあった。
その多くのケースがリサーチ活動だったため、デイトナ・バイクウイークや、マン島TTレース等を訪れる機会もあった。

その後ホンダは、ドイツ研究所における全てのデザイン及びリサーチ活動を停止。よって、私は最後の1年半の間、イタリア・ローマ研究所のデザインスタジオで勤務することになった。
これはもちろん、ワイフのブリギッテや(彼女と共に自力で)修復中の我が家のことを考えれば、全く好ましい状況ではなかった。

そこで、独立し「ザ・クランクケース」を設立しようと思い立ったのだ。